【カロスダブル】リザXスイッチ

ファミ通カップ・ジャパンカップの両方で使った構築です。

特別優秀な結果を残した訳ではありませんが、自分ではそれなりにまとめることが出来たと思っているので記事にまとめておこうと思います。

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名前性格技1技2技3技4持ち物
ボーマンダ 控え目 流星群 竜の波動 火炎放射 エッジ 拘りスカーフ
バンギラス 冷静 岩雪崩 悪の波動 火炎放射 冷凍B 突撃チョッキ
リザードンX 陽気 フレドラ ドラクロ 瓦割 守る リザードナイト
サーナイト 控え目 ムンフォ サイキネ トリル 守る オボンの実
クチート 勇敢 じゃれつく 不意打ち 炎牙 守る クチートナイト
モロバレル 呑気 ギガドレ ヘド爆 胞子 守る ゴツゴツメット

リザXスイッチと銘打っていますが、軸となるポケモンバンギラスです。

バンギラスを軸に組んでいった結果、たまたまXが入ってきた感じですね。

 

【解説(採用順)】

バンギラス

実数値:207-154-130-160-120-74

特性:砂起こし

 

このPTの軸。最終的に「バンギで勝ち」という形に持っていくことが目標。

岩技・悪技・炎技・氷技の全てが切れなかったので、試験的に耐久の底上げが出来る突撃チョッキを採用したところ、とても強かったのでそのまま採用。

トリルなのに最鈍じゃないどころかSに少し振っています。

あえて少しSに振っているのは、自分の中で行動順を明確にするためです。

バンギラスを最鈍にすると通常時に意地クチート、トリル時には勇敢クチートに抜かれてしまうのでS関係がとても難しくなってしまいます。

そこで、「メガクチートより速い」と安心できる20振り50族抜きの実数値74までSを上げています。これでも最鈍80族の実数値76より遅いので、十分な遅さだと判断しました。実際にクチートより先に動けることで有利に働いた試合の方が多かったので、このS調整に関しては正解だったと思います。

 

ボーマンダ

実数値:175-139-101-178-101-147

特性:威嚇

 

バンギラスを上から縛ってくるガブリアスに強い威嚇枠として採用。

スカーフですがSに全振りせずに耐久に少し振っています。

スカーフボーマンダは控え目にしないと信じられないくらい火力が低いので迷わず控え目で採用しました。控え目の時点で相手のボーマンダとうちあう事は全く想定していない上に、特殊スカーフボーマンダはチョンギラスのカモです。

むしろ、後ろから繰り出される鉢巻ファイアローに縛られて仕事が出来なくなることが一番怖かったので、鉢巻ファイアローのブレバ耐えまで耐久に振りました。

耐久に裂いてもSは1舞メガバンギやギャラドス+1まで確保できるのでスカーフとして運用するには十分な速さが確保できています。

少し耐久に振ると色々耐えて動けるのでとても活躍してくれました。

これが600族の†威厳†です。メガ進化待ってます。

 

サーナイト

実数値:175-x-97-181-135-100

特性:テレパシー

 

バンギとクチートのS関係の都合上、トリルを張らないで戦う場面も想定していたので、アタッカーとして使う事も出来るサーナイトをトリル要員として採用しました。

フェアリーは存在するだけでドラゴンを牽制できるから強い。

タイプ一致エスパー技が重くなりがちなモロバレルやメガフシギバナに刺さる上に、スカーフや眼鏡も多いので安易に挑発から入れない事も大きなメリットです。

ギルガルドに縛られて動けないのはどうなのかと思い、シャドボ確定耐えまで耐久に振っています。HP満タン状態でギルガルドの攻撃を受ける機会が数回ありましたが、全て急所に当たって吹き飛んだのでこの調整がよかったのか悪かったのかはまるでわかりません。むしろ振らない方が強気に動かさなくてよかったのかもしれません。

 

リザードン(X)

実数値:153-136(182)-98(131)-x-106-167

特性:猛火

 

3体決めてギルガルドが少し重いなと感じたので炎枠として採用しました。

採用理由からもわかる事ですが、当初はYとして使うつもりでした。

Yで使っていたところ、肝心の場面で熱風やオバヒを外すので技を外さないXを使ってみた結果、意外とPTの穴を埋める活躍を見せてくれました。

特殊に偏って相手のバンギラスが重くて辛い状態を瓦割によって救ってくれました。

リザードンを見ると相手の初手にロトムが出てくる事が多いですが、Xにメガ進化すると優劣が逆転するので初手でアドをとれる試合も多かったです。

 

モロバレル

実数値:221-x-105-134-105-101-31

特性:再生力

 

マリルリ対策。当初はヘドロを持っていたもののHPが余るケースが多かったのでゴツメに変更。結果的にゴツメの方が使い勝手がよかったです。

普通のバレルと違う点は守るがヘドロ爆弾になっている事です。

BW時代から自分がモロバレルで守りたい場面があまりなかったので、思考停止で採用してます。ギガドレより威力が高いのでマリルリをすぐに処理したい場面や、裏に一貫する場面ではとても役立ちました。追加効果3割とは思えない毒率。

 

クチート

実数値:157-150(172)-105(145)-x-76(116)-49

特性:威嚇

 

トリル下でエースになれるメガ枠として採用。

メガ2枠は選出の幅が広がるのでとても使いやすいです。

アイアンヘッドは誰に打ちたいのかさっぱりわからないので採用せずに、相手のクチート意識で炎の牙を採用しています。実際にアイヘが欲しいと感じた試合は1試合もありませんでした。ただ、相手のクチートはアイへ打ってきます。

じゃれつくさえ外さなければトリル下最強と言っても過言ではないレベルです。

ただ、メガ進化しないとまるで耐久が無いので場に出すタイミングが難しいです。

 

【最後に】

ジャパンカップでは1750付近をうろうろしていたので弱い構築ではないと思います。

ただ、威嚇を2枚採用しているのでキリキザンを呼びやすく、対処を誤ると全抜きされてしまうので注意が必要です。

XはYだと思っている相手に対して縛り関係を一気に逆転できる面白いポケモンですが、縛り関係を逆転する際に打たれる技が岩雪崩や10万ボルトなので、怯みや麻痺事故が起きやすく、大切に使った方が強いと思います。ただ、相手がガブ+バレルのような時に岩雪崩を耐えて片方処理できる場面でどうしても動かしたくなってしまい、怯んで処理されるというケースが多かったので難しいところです。

 

カロスダブルは自分の好きなボーマンダが活躍出来る数少ないルールでとても楽しめました。次にボーマンダの活躍が見られるのは11月以降(予定)ですね。

 

リザードンモロバレルの提供先であるU氏に感謝。